ルーヴル美術館展

ルーヴル美術館展」愛を描く

2023年3月1日〜6月12日

国立新美術館

 

だいぶ間が空いてしまいました(^_^;)

国立新美術館へ「ルーヴル美術館展」を見に行ってきました。

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ルーヴル美術館展」は、数年に1回開催されていますが、今回のテーマは「愛を描く」

ルーヴルには愛がある。

「LOUVRE」という文字の中に

「LOVE」があるというんですね〜なるほどですね〜

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愛をテーマにルーヴル美術館から73点の絵画が来日です。有名な画家の絵だけが素晴らしいとは思わないけど、有名どころが少ないなぁ〜というのが正直な感想です。

 

撮影OKなところもありました

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「アモルとプシュケ」または「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」

フランソワ・ジェラール 1798年

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アモルは美の女神アフロディーテの息子。人間の娘プシュケに恋をします。プシュケとはギリシャ語で「魂」という意味があるそうです。アモルは愛。愛と魂の繋がりを表しているのだとか。

プシュケには、まだアモルが見えていないようですね。まだ愛を知らないプシュケです。

 

「閂」かんぬき

ジャン・オノレ・フラゴナール 1777年〜1778年頃

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今回の一番の目玉作品。フラゴナールといえば、パステルカラーのロココ絵画を思い浮かべますが、こちらは暗めな画面ですね。

女性を左手で抱きしめて、右手を高く上げてドアの鍵を閉めようとする男性。身をよじらせた女性の左手もドアの鍵に伸びています。

これは・・・鍵を閉めちゃダメ!なのか、早く閉めて!なのか・・・どちらにも取れる絶妙な二人のポーズ。

この絵について、BS日テレの「ぶらぶら美術館」で面白い解説を見たので、それを紹介したいと思います。

左側に描かれているベッドが、女性が裸で仰向けに寝ているところを表している

というのです。

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枕が乳房、天井から下がっている赤い布が体の中央部分を隠し、足を広げている

どーですか?そう言われると、もう、そうとしか見えなくなってきませんか?

私はこの解説をテレビで見て「おお!なるほど〜」と妙に納得してしまいました。

なんとも官能的な作品です。

 

 

「ディアナとエンデュミオン」

ジャン・ブルーノ・ガッシー 19世紀第1四半期

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これ、絵の周りの金色の模様も絵なんですよ。トロンプ・ルイユ(だまし絵)です。小さい絵です。

月の女神ディアナ。美しいエンデュミオンに恋をしてしまいます。山で寝ているところにそっと近づいて美しいエンデュミオンの顔を見つめていましたが、エンデュミオンが年とともに老いてしまうことに耐えられなくなったディアナは、彼を永遠の眠りにつかせてしまいます。

それからは、ずっと山で眠るエンデュミオンの元にディアナは毎夜舞い降りてきて、エンデュミオンの側に寄り添っているということです。

恐ろしい〜。・°°・(>_<)・°°・。

ジャン・ブルーノ・ガッシーという画家のことは知らなかったし、この作品も大きく取り上げられてはいませんが、なんだか気に入りまして、ポストカード買ってきました。

 

いろいろな愛のかたち。

ルーヴル美術館展でした(o^^o)