パリ❤︎グラフィック
ロートレックとアートになった版画・ポスター展
2017年10月18日〜2018年1月8日
三菱一号館美術館へ行ってきました。
土曜日だから混んでるかな〜って思ったけど、混み具合はそこそこってかんじ。みんな上野の怖い絵展や北斎とジャポニスム展の方へ行ってるのかな?
19世紀末のパリ。
パリ大改造で街は綺麗になり、ガス灯が整備され人々は夜も闇に閉ざされるということがなくなりました。
様々な印刷技術が発明され、ポスターや版画(グラフィック)が絵画と同じように芸術と呼ばれるようになりました。
三菱一号館美術館が所蔵する作品と、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館のコレクションからポスターなどが多数展示されています。
館内にはBGMが流れていて、なんだかパリ気分になりますね〜
世紀末パリのポスターといえば、この人
裕福な家に生まれたロートレックは、子どもの頃から絵を描き始めました。やがて、ダンスホールや酒場、娼館などに入り浸るようになり、そこにいる人々の日常をポスターに描きました。
有名なムーランルージュのポスターで、彼は一躍パリの花形芸術家になったのです。ムーランルージュにはロートレックの指定席があったとか。
館内では撮影OKな展示室もありました。
歌手アリスティド・ブリアンのポスターが貼られていたパリの街角を彷彿させます。
「ベアトリーチェ」
絵の詳しい説明はなかったけど、きっとダンテの神曲に出てくるベアトリーチェでしょう。ダンテが憧れ続けた永遠の恋人。
ルドンはあまり好きじゃなかったけど、この、ほんのりぼやけた輪郭の「ベアトリーチェ」は、幻想的でとっても綺麗でした。
三菱一号館美術館で来年開催予定の「ルドン展」にも行ってみたくなりました。
ヴァロットン
「可愛い天使たち」
ヴァロットンの版画は、黒い部分が多くて風刺が効いていたり、何かを暗示するようなものが多いけど、これは可愛いヤツ。
学校帰りの子供たちかな?ガヤガヤと楽しい声が聞こえてきそう。でも、ずっと見ていると、なんとなく怖くなってくるのはヴァロットンならではですかね?
「アンティミテⅤ お金」
これは何かを暗示するようなヤツ。
画面の半分以上を占める黒い色が印象的です。
お金で繋がってる二人?
このアンティミテシリーズは、限定30部だけ刷ったあと版木は廃棄されたそうです。だから貴重な作品らしいです。
さすが土曜日だけあって、カフェ1894はものすごい行列が出来てました。
また今度ゆっくりお茶でもしに行きたいです。
なかなか見ごたえのある美術展でした。
メルシー☆〜(ゝ。∂)
オルヴォワール*(^o^)/*