退院後、自宅でのんびりさせてもらってます。
のんびりし過ぎで、何もせずに毎日が過ぎてしまいます。
というわけで、美術館巡りの記事を書きたいと思います。
「黄金のアフガニスタン」
~守りぬかれたシルクロードの秘宝~
2016年4月12日~6月19日
表慶館は、平成館へ行く途中にある美しい建物です。
中に入ったのは初めて。
明治33年(1900年)に、皇太子だった後の大正天皇のご成婚を記念して建てられたそうです。設計は、ジョサイア・コンドルの弟子の片山東熊。画像にはありませんが、優美なドーム屋根です。重要文化財。
内部もとても素敵なのですが、残念ながら撮影不可でした。
1979年、不安定な国内情勢のために文化財が脅かされることになったアフガニスタン。アフガニスタン国立博物館には、まばゆいばかりの輝きを放つシルクロードの秘宝が多数保管されていました。
1989年、博物館が襲撃されることを危惧した博物館の職員は、収蔵品を安全な場所へ秘密裏に運び出したのです。
1993年、ついに博物館はロケット弾の砲撃により大きな被害を受けました。避難できなかった収蔵品の略奪や流出が続きました。
2004年、タリバン政権が崩壊。銀行の地下金庫に隠されていた秘宝が長い眠りから目を覚ましました。
眠りから覚めた秘宝は世界10か国を巡回し、ついに日本で展示されることになりました。
黄金です。
ピカピカです。
ティリヤ・テペというところで、遊牧民族の有力者の墓が6基発見されました。
女性5人と男性1人の墓は盗賊にも荒らされずに、当時のままで発見されたそうです。その埋葬状態そのままの展示がありました。
頭から指先、足先にいたるまで、様々な黄金の装飾品を身に着けて埋葬された6人。
紀元前1世紀から1世紀のものだそうです。
昨年末の国立西洋美術館での「黄金伝説」を思い出しました。
その時の記事です→始皇帝と兵馬俑」&「黄金伝説展」 - はるぴーの日常
そのほかにもたくさんの黄金秘宝の数々。
細かい細工がされた黄金・・・
黄金の輝きって、本当に永遠なのね。
こんな宝物が作られていたころ、わが日本は土器や埴輪の時代・・・
いや~改めてビックリです。