ヴェルサイユ宮殿監修
「マリー・アントワネット展」
美術品が語るフランス王妃の真実
2016年10月25日~2017年2月26日
森アーツセンターギャラリー
昨年からやってたので、本当はもっと早く見に行くつもりだったんだけど。
なかなか行けなくて。
終了間近だと混むのよね。
しかもマリー・アントワネット展、好評だったみたいだし。
終了間近の夜間、やっと行ってきました。
夜間だと少しは空いてるかな~なんていう考えは甘かった~
チケット売り場はスムーズだったけど、52階に上がってから30分ほど並びました。
そんなわけだから、会場の中も混んでました。
のちのフランス国王ルイ16世のもとに14歳で嫁いだマリー・アントワネット。展示はオーストリア時代から始まります。
音声ガイドは、木村佳乃さん。アントワネットの声で花總まりさん。
花總まりさんは、宝塚でアントワネット役をやっていたのでピッタリです。
「まあ、なんと大勢の人でしょう」
「ここにいる人々はみな妃殿下に夢中なのです」
アントワネットがフランスに嫁いで、パリへパレードに行った時のベルばら風のセリフから音声ガイドは始まりました。
たしかに、この会場に来ている人たちは、みんなアントワネットに夢中なようです。
14歳でオーストリアからフランスへ
堅苦しいしきたりの窮屈な毎日
なかなか子供に恵まれないつらさ
宮廷でのファッションの最先端を行く大量のドレス、羽飾り
堅苦しい宮殿から逃げるように、農家風の家を再現した離宮で過ごすように
そんな生活を続けていくうちに、気が付いたときには革命の炎がアントワネットを包み込んでいきます。
ヴェルサイユ宮殿に市民が押し寄せて、国王一家はパリへ連れていかれます。
それからは、転落するのみ。
夫ルイ16世の処刑。
子供たちとも引き離され、屈辱の裁判。
そして、アントワネット処刑。
37歳で断頭台の露と消えました。
アントワネットの人生の終わりが近づくにつれて、展示品を見ているのがだんだんつらくなっていきました。
アントワネットが断頭台に上っていたときに履いていたという短靴が展示されていました。
階段を上っていた時に脱げ落ちて、それを拾った人物がすぐさまある貴族に送った・・・という記録がこの靴に添えられているそうです。
小さな赤い靴・・・
本当にこれをアントワネットが履いていたのか・・・?
アントワネットはどんな気持ちでこの靴を履いて、断頭台の階段を上っていったんだろう・・・。
展示品の中で一番混んでいたところ。
アントワネットとフェルゼンの間で交わされた暗号を使った手紙。
ガラスケースにくっついた人がなかなか離れなくて、全然見ることができませんでした。なので、図録を買っちゃいました~
今回のマリー・アントワネット展、ただ展示品を並べるだけではなく、アントワネットの居室や浴室を再現したり、プロジェクションマッピングで王妃の図書室を再現したり、とっても見ごたえがありました。
王妃の居室は撮影OKでした
六本木ヒルズでは、マリー・アントワネット展とコラボしたスイーツを楽しめるお店がいくつかあったのよね。
ゆっくりアントワネット・スイーツ楽しみたかったなぁ~