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放送大学面接授業

先日受講した放送大学の面接授業「初期デューラー研究」

とっても興味深い内容でした。

 

1471年に生まれたデューラーはドイツ美術史上で最も重要な画家での一人です。

そのデューラーの初期に焦点を当てた授業内容でした。

 

 

「悲しみの人としてのキリスト」1494年 カールスルーエ美術館

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30センチ×19センチほどの小さな絵です。

 

この絵の裏面に描かれているもの。

これは何か?という問題です。

裏面も間違いなくデューラーが描いているそうです。

残念ながら裏面の画像がありませんので自分で描いてみました(^_^;)

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デューラーさん、ごめんなさい。

本物はもちろんもっと凄いですからね(^_^;)

 

このようなものが「悲しみの人としてのキリスト」の裏面にあるそうです。

 

キリストが流した血

キリストの悲しみや苦しみなど内面的なもの

現世に生きる人々の苦しみ

 

そうだよね。

そう思えるよね。

 

でも、授業を進めていくと意外な結果が・・・・

 

 

14世紀・15世紀

聖母子やキリストを描いたコンパクトな板絵が作られました。

これらの板絵は、祈りの際に使用する携帯型祭壇だったようです。

リンデナウ美術館のピエトロ・ロレンツェッティ「聖母子と悲しみの人の二連画」

裏面には、大理石の模様を模したものが描かれて大理石の蓋が付いているように見えるそうです。

大理石の蓋は、キリストが埋葬された墓のようにも思えます。

また、同じくリンデナウ美術館のリッポ・メンミ「聖母子」

裏面には同じく大理石模様。

ジョバンニ・ディ・パオロ「聖母子」

裏面は斑岩の模様。

 

大理石や斑岩は聖なるものとして尊重されたそうです。

 

これら裏面に描かれた大理石や斑岩の模様は、現代に置き換えると、スマホタブレットに自分のお気に入りのケースを付けるような感覚だったのかも・・・・。

 

 

そこで、デューラーの「悲しみの人としてのキリスト」の裏面。

これも似たような意図だったのではないか?ということです。

大理石や斑岩とはちょっと模様が違うので、あるいは瑪瑙かも・・・・?

 

ネットで探してみても、このような話も画像も見つけられません。

 

これは授業のほんの一部分。

またこういう内容の授業を受けに行きたいな~(^_^)/