日本国宝展の続きです。
私が行ったのは、金曜日の午後夕方近くです。
毎週金曜日は、午後8時まで開館しています。
まあ、それなりの混雑具合でした。
その中でも一番混んでいて、ゆっくり見ることができなかったのは・・・・
「地獄草紙」と「餓鬼草紙」です。
絵巻物なので、低い位置に展示されています。
順番に右から左に人が流れて行くので、その順番に乗れればいいのですが・・・
なかなか入ることができず、人の肩越しにちょっとだけ見ました。
鬼とか、炎とか、何やら恐ろしい絵が見えました。
怖いもの見たさで混んでいたのかな~~けっこう皆様じっくりご覧になっていました。
土偶で国宝に指定されているのは、全部で5体あるそうです。
見に行ったときには2体の土偶が展示されていました。
「縄文のビーナス」は、帽子を被ったような頭部とふっくらした腹部、そしてバババーンと大きなお尻が特徴的です。ちょっとカワイイ。売店でこの土偶のぬいぐるみを売っていたので、うっかり買いそうになってしまいました(^_^;)アブナイアブナイ
もうひとつは「合掌土偶」です。膝を抱えて座り、両手を合わせて祈っているような姿です。不安定な形なので、透明なアクリル(?)の台座にすっぽり収まっています。縄文時代の人がこれを作ったんだ~と思うと、なんだか不思議な感じです。
国宝土偶、残りの3体は、11月21日からの展示になるそうです。11月21日から12月7日まで、国宝土偶5体が揃うそうです。う~ん。そそられますね。
山形県で発掘された「縄文の女神」パンタロン土偶を見てみたいです。
展示終盤は「第5章 仏のすがた」と題して、いくつかの仏像と元興寺極楽坊五重小塔が展示されていました。
法隆寺で拝観したときは薄暗い金堂の中だったので、細かい部分は見えなかったのですが。
今回は明るい場所で、しかも横からも見ることができました。広目天の表情、着物の袖や裾の細かいドレープなど・・・。とても丁寧に彫刻されていました。踏まれている邪気の表情がユーモラスですね。
そしてそして。
京都の大原三千院から
三千院には中学生のときに修学旅行で一度行ったことがありますが、そのときのことはよく覚えています。ぜひもう一度行きたいお寺のひとつです。
観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像は、腰を少し浮かして前かがみになり、今まさに人々を救いに行こうとしているお姿だそうです。
横からも、ななめ後ろからも見ることができたので、腰を浮かしているところがよく分かりました。
金色に輝くお姿も神々しく思わず手を合わせそうになりましたが、そんな人はいないので、心の中でそっと手を合わせました。
でも、仏像というのは、このように展示されるときはお寺を出発する前に魂を抜いてから来ていると聞いていますので、やはりお祈りするのは博物館ではなくて、その仏像のおわしますところで・・・というのが本来の姿なのでしょうね。
お土産にチケットホルダー買いました(^_^)/
う~ん。
土偶5体揃ったところを見に行こうか。
そうそう。
志賀島の金印は11月18日から30日までだそうで。
行ける日があるかな~
行けたら行きます!!