風神雷神図屏風

先月、姉と東京国立博物館の「栄西(ようさい)と建仁寺展」に行ってきました。
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一番のお目当ては、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」です。
展示の最後の方にありました。
感想としては〜
荒々しいタッチで、わりとおおざっぱに描いているように見えました。
博物館をあとにして。
もらったチラシを眺めていたら〜
ガビーン!!!(◎_◎;)
尾形光琳の「風神雷神図屏風」を本館で展示中とのこと!
なんだーそっちも見るんだったよ〜
というわけで、その翌日の仕事帰りの金曜日、またまた東京国立博物館へ。
本館2階の展示室。
尾形光琳の「風神雷神図屏風」がありました。
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こちらは、俵屋宗達の作品を約100年後に尾形光琳が盗作、いや失礼、リスペクトして描いたものです。
時代が下っているせいもあるのでしょうが、宗達に比べて丁寧なタッチです。雷神の逆立った髪の毛も、光琳の方が細かく描かれています。
どちらかというと、光琳の方が私好みかも。
光琳は、このほかにもいろいろ宗達の作品を、盗作、いやいやリスペクトして描いています。
そして、次の時代の酒井抱一も、またまた盗作じゃなくて、リスペクトして同じ絵を描いてます。

酒井抱一の「風神雷神図屏風」も出光美術館で公開中だそうで。
でも、残念ながらこちらはちょっと見に行くひまがなさそう。