赤坂大歌舞伎

赤坂ACTシアター
中村勘九郎襲名記念 赤坂大歌舞伎
「怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)」

歌舞伎初心者です(^_^;)
いつもの赤坂ACTシアターとは違って、和装マダムがけっこういました。
「お芝居を観に行く」って雰囲気ぷんぷんです。
今回は前から3列目センターブロックという、とっても良いお席をゲットできました。
客席下手通路を花道として使用していたので、役者さんを間近で見ることができて感激です。
感想としては・・・
ものすご〜〜〜〜く、良かったです!
私的に、大絶賛。
幕開きの中村七之助、まあ当然元が男だからアレですが・・・きれいでした。
お歯黒までしていて、ビックリ。
スラリとした奥様の色気が出ていました。
今回のお芝居の見どころは、もちろん中村勘九郎の早替わりです。
性格の異なる3人を演じ分け、何度も早替わりのシーンがあります。
本当に、いったいどうやっているの〜?と思うところもあって、驚きました。
悪役の、中村獅童
顔も体も・・・大きかった。
それに女形以外で一人だけ白塗りなのは、なぜ?
花道でポーズをとって「ニヤリ」とすると、客席のマダムたちから「ふぅぅ〜〜〜」というため息が。
きっと、この「ニヤリ」でファン心をわしづかみ!ぎゅっ!なんでしょうね。
お芝居ラスト近くになると、前方の席の人たちにビニールが配られました。
舞台に滝が現れて本物の水を使っているので、その水が飛んでくるので、ビニールで避けるのです。
私もビニールを両手でつかみ、スタンバイOKです。
滝に飛び込んだ勘九郎勘九郎(もう一人の影武者)が戦って、水しぶきが客席まで飛びます。
でもね〜〜〜あれだけビニールの使い方までレクチャーしたのなら、もっともっと激しく水を飛ばしてほしかった。
ちょっとがっかり。
って、何にがっかりしているんだか・・・。
私は下手寄りだったので、上手寄りにはもっと水が飛んできたのかな〜?
もっとザブザブお願いしたい。
このお芝居に出てくる「乳房榎」は、板橋区赤塚にある松月院というお寺にあったそうです。
話自体も分かりやすくて、歌舞伎初心者でも楽しめました。