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ボストン美術館展

東京国立博物館にて開催中の「ボストン美術館展」に行って来ました。
アメリカのボストン美術館所蔵の、日本美術コレクションの名品約90点。
海外に渡った日本美術、お帰りなさい!!
彫刻から絵画、絵巻物など、見どころ満載です。
次に予定が入っていたため、ちょっと駆け足になってしまいましたが・・・印象に残ったものを・・・

弥勒菩薩
快慶・作 文治5年(1189)制作
黄金に輝く体をすこしくねらせ、薄く開いた瞳の輝きがまっすぐこちらを見つめています。
なんて美しい・・・
正面から眺めていると、とても静かな気持ちになりました。

「吉備大臣入唐絵巻」
遣唐使として唐へ渡った吉備真備が、唐人の難問に不思議な力で立ち向かうという物語。
絵巻のそばにどういうシーンなのか解説が書かれていて、分かりやすかったです。
唐に到着するやいなや高い楼閣に幽閉された真備。高い楼閣の階段がものすごく急で、とても面白い絵です。
そこで唐で客死した阿倍仲麻呂[あべのなかまろ]の霊(幽鬼)に出会います。
え〜仲麻呂さん、鬼になってますけど〜なんで〜?
すごく面白い。
吉備真備は超能力を使って、空を飛んだりします。
大昔にこんな発想があったなんて、すごく面白い〜

平治物語絵巻」の「三条殿夜討巻」
平治の乱のきっかけである藤原信頼源義朝による後白河上皇の拉致と御所三条殿の焼討を描いています。
絵が緻密で、一人ひとりの表情が、たいへん豊かに描かれています。
ずっと眺めていても全然飽きません。
保存状態もとてもいいものです。
この巻物を家に持って帰って、細かく見てみたい〜
と、思ったら、売店に復元版巻物が売られていました。
ものすごくいいお値段でとても買えませんでした・・・

「松島図」
尾形光琳・作(1658〜1716)
色鮮やかな島。
渦巻く波。
そのコントラストがとても美しいです。
金色の波が、ぐるぐるぐるぐる・・・・
まるでクリムトの絵画のようです。
あまりに美しくて、この絵のクリアファイルを買ってみました。
でも、本物の美しさは本物だけですね。


雲龍図」
曽我蕭白・作(1730〜81)
襖から剥がされた状態で保管されてきた巨大な雲龍図。
修復作業により公開が可能となったそうです。
とにかく、大きくて大迫力。
顔と尾の部分の間に、胴体の部分もあったそうで、全部揃っていたら更にすごかったんでしょうね〜
筆づかい、構図、ともにダイナミック。
一度見たら忘れられません。